浅田すぐるに学ぶ 忘れない学びとは?【すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 書評】

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 書評

こんにちは!おとといの夕飯なにを食べたかすぐに思い出せないサトウユです。

先日、こんな会話がありました。

友人

この前読んだ本がめちゃめちゃ勉強になってさ〜
おっ!いいねぇ。っで、どんな内容だったの?

サトユウ

友人

あの〜、え〜とぉ。。。とっ、、とにかくすげぇ勉強になったんだよ!

読んだ本の内容が思い出せない。

こんなことでお悩みだったりしませんか?

  • 本を読んで勉強したつもりが何も記憶にのこらない
  • 紹介したい本があるのに内容をうまく説明できない
  • 伝わる文章を書きたい

わたしも本を読んでも何も記憶にのこらず、ただ時間を消費しているように感じていたのが悩みでした。

そんなある日1冊の本と出会い読書や勉強からのアウトプットの苦手意識がなくなりました。

それがこちら
すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法
浅田 すぐる著/SBクリエイティブ



そこでこの記事ではわたしと同じような悩みを抱えている方におすすめの本書について紹介していきます。

この記事のポイント
  • 思考の整理方法がわかる
  • 記憶に残る勉強法がわかる
  • 20文字で要点を伝えられるようになる

忘れない学びとは

学習

忘れない学びとは他者貢献が前提の思考整理です。

学んだことを忘れないために

著者は本の中でこんなこと言っています。

学んだことを忘れないために必要なこと

  1. 目的の明確化
  2. 思考整理
  3. 端的な要約

(34ページより)

つまり、「なぜその本を読むのか?」「なぜその勉強をするのか?」という学習の目的を明確にしましょう。ということですね。

次に思考整理ですが、これは「人に説明できるレベルまで理解できてますか?」ということです。よく「教えることが一番の学び」なんて言いますよね。まさにおっしゃるとおりだと感じました。

そして最後に思考整理をしてみたものの内容が長すぎて覚えきれない。となってしまい、けっきょく本の内容はすぐに忘れてしまう。そこで著者は1枚の紙を使って思考整理をしながら20文字で学習した内容を要約する。という方法をワークを通じて教えてくれます。

ちなみに先ほど書いた「忘れない学びとは他者貢献が前提の思考整理です。」は、この本の要約でわたしが実際ワークから考えたものです。

学習は他人のために

著者は学習の目的にこう書いています。

「自己鍛錬」も、「独学」も、「社会人学習」も、およそ仕事をする人が、仕事を念頭に置いて行う学習の目的はすべて、本来であればこの1行に収れんしていくはずです。
学習の目的は、「他者貢献」の力を高めるため
(178ページより)

この部分。かなり目からウロコでした。みなさんはどうですか?学習って自分のためにするもんだとばっかり思ってました。確かに、「困っているあの人のために知恵をつけて助けたい」って考えながら学習した方が、より学習が身につきますよね。

アウトプット型学習の本質

上質なアウトプットについて著者はこのように言っています。

学習とは、3つの疑問詞を解消する思考整理
(124ページより)

この時のわたしの疑問を見ていきます。

そもそも学習ってなに?

人に説明できる状態になることです。

 

説明できる状態って?

3つの疑問解消した状態です。

 

3つの疑問とは?

「What」「Why」「How」です。

 

「5W1H」なんて言葉もありますが、学習とはこの3つの疑問詞を解消した状態のことをいうそうです。
確かに、大事。この3つのことをスパスパ答えられれば説得力が爆上がりですよね。

1シート・ラーニング・システム

この本の中では3種類のワークが出てきます。実に理にかなったフォーマットという感じです。

1つ目は「20字」インプット学習法

学習の目的を記入する。
目的に関係するフレーズをメモしていく。
メモしたフレーズをグルーピングして考えをまとめる。
20文字の一言でまとめるまとめる。

2つ目は「3Q」アウトプット学習法

一つ目で考えた20文字を記入する。
「What」「Why」「How」の疑問を解消するように思考整理をする。

3つ目は「1枚」コントリビューション学習法

これは、1つ目と2つ目で書き出した内容を第三者向けに書き換えるワークです。
ここで、具体的に問題解決の動作を考えていきます。その際に「自分が行動に移せるか」ではなく「人が行動に移せるか」を優先させること重要だそうです。わたしは何も知らない人にでも伝わりやすい表現を意識しています。

1シート・ラーニング・システムを実践してわかったこと

電球

まずは下記2点がすごく勉強になりました。

  1. 「学習の目的を明確にする」ことの重要性
  2. 「他者貢献」が学習の効率をあげるということ
  3. アウトプットの重要性

あとは本を読んでからの行動としては下記2点です。

  1. 学びをブログで発信
  2. 物事を考えるときに著書で紹介されているフレームワークが頭に浮かぶ

これは本の内容とはそれますが「まずやってみる」がいいかと思います。特にリスクがないようなことならとりあえず試してみて、自分に合うなら続けるし合わないならやめればOKです。

【すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法】書評

すべての知識を「20字」でまとめる

本から学べること

繰り返しになりますがこちらです。

この記事のポイント
  • 思考の整理方法がわかる
  • 記憶に残る勉強法がわかる
  • 20文字で要点を伝えられるようになる

この本をわたしなりに「20文字」で要約した内容がこちらです。

忘れない学びとは他者貢献が前提の思考整理です。

正直、この本を読んでワークをする前は20文字で本要約するなんてできなっかたと思います。あっ!正確には23文字までOKみたいです。

本を読んでワークをすれば効果はすぐに現れる良書です。図をここにアップすることができないので信憑性という部分に若干の不安はありますが、ぜひ本を手にとってこの学習法を身につけてみてはいかがでしょうか。

それではまた!ごきげんよ〜♪

著者の情報は下記です。

著者の紹介

 

浅田 すぐる
「1枚」ワークス株式会社代表取締役。愛知県名古屋市出身。トヨタ自動車(株)入社後、海外営業部門に従事。米国勤務などを経験したのち、6年目で同社のグローバル企業ウェブサイト管理業務を担当。その後、(株)グロービスへ転職を経て、独立。現在はビジネスコミュニケーションをテーマにした企業研修・講演・コンサルティングなどを多数実施。受講者は2018年10月時点で8,500名以上。自社独自の教育プログラム”「伝わる」思考×「1枚」の型 1sheet Frame Works”という1年間のスクールプログラムは、日本全国から受講者が集まる人気講座となっている。デビュー作『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』(サンマーク出版)は、2015年年間ランク4位、世界5カ国翻訳のベストセラー・ロングセラーに。
(カバーより)